企業戦士に休みは無いのだ!

休日にも関わらず、静まり返った事務所でひたすらパソコンに向う姿は、まさにドラマに出てくる、企業戦士の姿ではないか。
う〜ん、絵になる|( ̄3 ̄)等と、酔いしれている場合ではない。

窓の外は、もう夕暮れ( ̄^ ̄)ゞ
仕事も一段落したことだし、そろそろ帰るか(-_-)

今日は、秋の心地よい空気に誘われ、久々のバイクでの通勤だ。
着替えを済ませ、かばんを持って駐車場に行く。

愛車のバイクに跨り、いざ家路に!

ふと、バイクを見るとヘルメットを収納する座席の下がかすかに浮いていた。
ロックを掛け忘れたみたいだ。

私は座席を上げてヘルメットを取り出すと替わりにかばんをその中に押し込む。そして座席を下ろすと『カチャッ』っとロックが掛かる音がした。
今度はしっかり、ロックが掛かったみたいだ^^

いつものようにバイクのキーを入れている上着のポケットから取り出そうと手を入れ探してみた。

「あれ、ないな?ズボンのポケットかな?」

ズボンのポケットに手を入れる。
「う〜ん(‐”‐;) ここにもない?」

キーはいずこに?!

キーをしまった場所を思い出すため記憶を巻き戻す。
「あ、そうや、かばんの外ポケットに入れたんや(゚ー^*)」
(・・:)うん えぇ(⌒_⌒; 汗 、かばん?!(OO;)

バイクのキーが入ったかばんは?!・・・そうです。
ロックが掛かった尻の下?(;゚□゚)ガーン!!
汗が毛穴を駆け上り、噴水のように吹き出てくる。
座席を開けようと試みたが、びくともしない。

こうなったら、神頼みやぁ~!

神様キリスト様〜、二度とキャパクラに行きません。
ど、どうかお助けを〜(p>□<q*))

するとその時、閃いた。
スペアーのキーがあったんや^^
と思った0.46秒後・・再度どん底に。

スペアーキーは小鞄のサイドポケット。
そして小鞄は、座席の下のかばんの中(++;)
も〜神様は、あてになれへんがな(*’へ’*)ぷん

仏さま〜!
二度とエッチ画像は見ませんから御慈悲でごぜぇ〜ますだぁ(><)
と、その時またまた閃いた^^。
バイク置いて電車で帰ったらええんや^^v、
家にはスペアーキーあるし~。

あ、あかん!財布もかばんの中やぁ〜(>0<)
仏さまにも、見放されたぁ(>人<;)

再々度打ちのめされた私は、
力まかせにバイクの座席を引っ張り上げた。

そのとき・・・
座席と本体の間に手の平が入るくらいの隙間が(<<)

もしや、ここからキーを取り出せるのでは?

私はありったけの力で座席を持ち上げ、
隙間に手を入れ、指でかばんを探った。
そのとき、指にかばんの感触が。
あ、後・・も、もう少しだ!

と、思った次の瞬間、
奈落に突き落とされた(;´Д`A

ポケットが有る方を、下にしていたのだ( _ _ )。

最後の頼みといえば!

薄暗い駐車場。
遠くで船の汽笛の音がかすかに聞こえてくる。

大阪で最後に頼れるのは、やっぱビリケンさん(⌒▽⌒)
ビリケンさま〜〜!!

も、もう二度と、スナックでおなごの胸の谷間覗きまへんよってに、どうかお助けを〜!!
と、一心に念じると、またまたビビビ〜と閃いた。

かばんの中の小鞄からスペアーキーを取り出せば?!
私は残り少ない気力を集中させ座席を持ち上げ手を差し込んだ。
指の感覚だけで、かばんの口のファスナーを指で探した。

あ、あったヽ(・∀・)ノ。
だが、その時には持ち上げている手はもう限界。
挟まないよう差し込んでいる手を素早く退却するしかなかった(vv;)。

体力を考えると残されたチャンスは少ないが諦めず失敗を繰り返した。
諦めず頑張った結果、ついにファスナーを開けることに成功したのだ(^ー^)ノ

まだまだ続く、戦士の死闘・・!

でも次の難関は空いたカバンから小鞄を引っ張り出さなければならない。
これはファスナーを開けるより困難を極めた。

何度も何度も手が挟まりそうになりながらも、
なんとかポケットに指が届くとこまで小鞄を引き出すことに成功した。

ここまでで、かなり体力を消耗したので少し休憩を取り、
体力が戻ったところで再び戦闘開始だ。
座席を力いっぱい持ち上げると隙間からポケットに指をねじ込んだ。

そのとき、キーの感触が指に伝わる。
そして、指の先でキーを挟むことに成功した。
だが、ここで焦り、キーが収納の底に落ちたら万事休すだ。

少しずつ少しずつ、慎重に指を動かし手繰り寄せる。
座席を持ち上げている手は、もう限界を超えていた。

あと少し、あと少しで・・・・!
吹き出た汗がじんわりと顔を伝わり流れていく。
そして、隙間近くまで手繰り寄せたとき、キーと共に手を一気に抜いた。

勝利はわが手に!

やったぁ(^^)フゥ〜、勝利の瞬間、だがもう喜ぶ体力も残っていなかった。
辺りは、すっかり暗くなっている。

この疲れを癒してくれる風呂上りの喉越しビールを思い浮かべながら、
暗闇の中にバイクを走らせ家路へと向かった。